「Google Data Studio」を活用したGoogle アナリティクスレポートを作成してみよう(操作編)

こんにちは、小川卓です。

今回はGoogleが提供している、データビジュアライゼーションサービスの「Google Data Studio」を利用して、Google アナリティクスのレポートを作成してみましょう。

 

Google Data Studio は Googleが提供している無料サービスになります。有償版で提供されている「Google Data Studio 360」を制限付きで無償で提供しているのが本サービスになります。

 

 

https://datastudio.google.com/

 

今回はGoogle Data StudioにGoogle アナリティクスのデータを取り込むところまでを紹介いたします。そして次回は実際に筆者が作成したサンプルレポートを共有し、詳しい設定方法や使い勝手についてご紹介します。

では、実際に作成をしてみましょう。

 

Google Data Studioで使うデータを取り込む

Google Data Studioでは様々なデータを取り込むことが出来ます。以下が現時点(2016年11月時点)で取り込めるデータの一覧です。

 

具体的には、

  • Googleの広告管理・配信サービスである「AdWords」
  • マルチチャネルの分析を実現するための有償ツール「アトリビューション 360」
  • データウェアハウス「Big Query」
  • MySQL のデータベースである「Cloud SQL」
  • アクセス解析ツール「Google アナリティクス」
  • 表計算サービス「Googleスプレッドシート」
  • Oracleが提供しているデータベース管理システム「MySQL」
  • YouTubeの再生や視聴時間などが集計されている「YouTubeアナリティクス」

が対象となっています。

今回の連載では主に、Google アナリティクスを例に説明をしていきます。

 

まずはData StudioのサイトにGoogleアカウントにログインした状態でアクセスしましょう。使うデータを取り込むために左側のメニューにある「データソース」を選択してください。

 

データソースを選んだ後に、画面右下の「+」ボタンを押すと2つ前の画像が表示されるので、「Google アナリティクス」を選択します。「承認」を行うと、取り込みたいビューを選択する画面が出てきますので、取り込みたいビューを選びましょう。

 

最後に「接続」ボタンを押します。

 

次の画面で、データ定義をする表が出てきます。ここでフィールドの種類や名称を変えることが出来ますが、Google アナリティクスからデータを取り込む場合は、Google側で既に適切な定義を選んでいるため特に変更は必要ありません。SQL / Big Queryなどの場合は自分で設定を変更するケースがあります。

ここでは特に何も変更せずに右上にある「レポートを作成」を押しましょう。

 

最後にデータソースを「レポートに追加」して終わりです。

 

 

データを実際に表示してみる

データ取り込みが終わると、真っ白なキャンバスが表示されます。データを表示するには「挿入」のメニューからビジュアライズしたい方法を選びます。

このように折れ線グラフや、円グラフ、表、地図など様々な表現方法を選ぶことが出来ます。また長方形や円形を使って枠を作ったり、テキストが画像を挿入したりすることも可能です。

 

では、まずわかりやすい例として、セッション数と直帰率の折れ線グラフを表示してみましょう。

 

「挿入>期間」を選択し、グラフを表示する範囲を選択します。

 

 

そうすると自動的にレポートが作成されます。これで日ごとのセッション数のデータが作成されました。

 

このグラフを編集するために右側にあるメニューを使います。このメニューは赤枠の「データ」と青枠の「スタイル」の2つに分かれています。

 

データのタブでは

  • データソース:どのビューのデータを利用するのか。
  • 時間ディメンション:粒度(単位)を選ぶことが出来ます。日付・時間単位・週単位といった具合です。
  • 内訳ディメンション:グラフを選択したディメンションごとに見ることが出来ます。例えば「参照元単位」や「デバイス単位」でグラフを表示したい場合に利用します。
  • 指標:どの指標をグラフに表示するかを選択します。複数の指標を選ぶことが可能です。
  • デフォルトの期間:自動(通常は過去28日間)あるいは、カスタム(任意で期間を設定)することができます。
  • なし:選択すると「前の期間」や「前年」という期間比較を行うことができます。
  • フィルタ:特定の条件でデータを絞り込む場合に利用します。例えば新規流入のみや、スマートフォンの流入のみといった具合です。

 

今回は、セッション数と直帰率の折れ線グラフを作成するということで、右側メニューのデータの中にある「指標」の横にある「>」を押して、リストから「直帰率」を選びましょう。

 

上部の検索ボックスを使うと、検索ができますので項目が多い場合あるいは探しにくい場合はこちらを利用すると良いでしょう。

 

項目を追加するとグラフも自動で更新されます。今度は「スタイル」のタブで編集を行います。
系列ごとにグラフの種類を変えたり、ラベルを表示したり、色を変えたりなど様々な編集を行うことができます。

 

先ほどの「セッション数」と「直帰率」の場合、どちらも軸が左だと、片方が「数」、もう片方が「パーセンテージ」なので見にくくなってしまいます。

そこで、今回は系列2(直帰率)の軸を「左」から「右」に変更することで第二軸を作成しましょう。

また、ここでは表示しきれていませんが、さらに下部では凡例の表示有無や場所を決めたり、軸に名称を付けたり、背景色を変えたり、するためのメニューも用意されています。

 

スタイルを変更した結果のグラフは上記の通りとなりました。
このように画面の操作で簡単にGoogle アナリティクスのデータをビジュアライズすることができます。

 

最後に「挿入」メニューの下にある二つの項目「期間」「フィルタオプション」について説明を行います。

 

「期間」はレポート内に期間を選択する機能を追加することが出来ます。こちらを利用すれば期間を選ぶことで、そのレポート内にあるすべてのデータの期間を変えることができます。

 

そして「フィルタオプション」は選択した条件でデータを絞り込むための機能です。こちらを利用すると、「期間」と同じように、全てのレポートに対して絞り込みを行うことが出来ます。

 

上記の図は参照元で絞り込みを行う「フィルタオプション」になっています。

 

 

参考:新しい指標の作成方法

​右側メニューのデータの中にある「指標」の横にある「>」を押すと、下に「新しい指標を作成」というメニューが表示されます。これを押すと、計算指標などを作ることが出来ます。

 

上記画像は、「セッション数÷ユーザー数」という式を使って「平均訪問回数」を作成している図になります。

 

まとめ

今回は「Google Data Studio」を活用してデータを取り込む、ビジュアライズする方法をご紹介しました。

次回は筆者が作成したサンプルレポートを開設しながら、Google Data Studioの使い方・制限・特徴などについてさらに詳しく見ていきます。お楽しみに! 

小川 卓

小川 卓

ウェブアナリストとして、マイクロソフト・ウェブマネー・リクルート・サイバーエージェント・アマゾンジャパンで勤務後、フリーに。複数社のChief Analytics Officerとして活動する傍ら、個人でもコンサルティング・勉強会・執筆などの活動を行っている。 主な著書に「ウェブ分析論:増補改訂版」「ウェブ分析レポーティング講座」「漫画でわかるウェブ分析」「Webサイト分析・改善の教科書」など。

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