ブログ運営者必読!コンテンツの長期価値を「初週率」「初月率」を使って調べる方法

 

こんにちは、小川卓です。

オウンドメディアやブログなどを運営して記事を書く際に「バズ」を狙うことが集客や認知に繋がるという観点があります。しかし、これだけでは一時的な増加で終わってしまう事も多く、メディアやブログの安定的な成長は見込めません。また速報性・話題性が高いものは最初だけ訪問数が増え、長い目で見るとサイト全体のPVに必ずしも貢献しません。

長期的なトラフィックを生み出しているコンテンツ、生み出していないコンテンツを調べることで傾向が見えてきます。ではどのように調べれば良いのでしょうか。
そんなときに用いると便利なのが、「初週率」「初月率」です。

初週率、初月率とは

例えば、記事Aは公開した月に話題になった事で20,000ページビューあり、その後は月500ページビューだとします。逆に別の記事で、最初は月8,000ページビューしか無く、その後月2,500ページビューあるとしたら。累計のページビュー数はどのようになるでしょうか?

このように6カ月目を境にページビュー数が逆転することが分かります。

話題になる記事も大切なのですが、記事Bのように安定して流入に貢献する記事を作成することは、それ以上に大切です。では、どういった記事が記事Aや記事Bに該当するのか?それを図る指標として筆者が提唱するのが「初週率」あるいは「初月率」になります。

初週率と初月率の定義

それぞれの定義を確認してみましょう。

初週率:記事を公開してから最初の1週間のページビュー数 ÷ 記事の総ページビュー数

初月率:記事を公開してから最初の1か月(30日間)のページビュー数 ÷ 記事の総ページビュー数

という形になります。

「総ページビュー数」に関しては、集計期間によって変わってきますが、初週率であれば最低3か月、初月率であれば最低半年で考えましょう。つまり、この指標は記事を書いてからすぐに数値が判明するものではなく、ある程度期間が経ってからでないとわからないという側面があります。年に数回分析するくらいの間隔が良いでしょう。

実際に初月率を調べてみました

Google アナリティクスを使って取得した筆者ブログの初月率のデータを紹介いたします。

■主要記事の初月率データ

この表から数多くの示唆を得ることができます。例えば1番上の記事は、初月PVも多く、なおかつその後も継続的に読まれるブログにとって価値がある記事の代表例と言えそうです。

逆に2位と3位の記事に関しては、初月PV数が大きいもののそれ以降はあまり伸びておらず、結果的に3万ページビュー程度で終わっていることが分かります。1位の記事と初月のPV数は同じくらいなのに、その後大きく差がついたことが分かります。

また「アクセス解析における5つの真実」が最も初月率が高く85%の人が最初の月に読んでいます。逆に「Twitraq」の記事は初月率が4.2%とかなり低いことが分かります。これは「Twitter 解析ツール」で検索すると検索結果の上位(大体2位~4位前後)に出てくることが原因です。このように検索ニーズが多いワードで上位に入ると安定的な流入が発生することがわかります。

ぜひ皆さんもこのような観点でデータを分析してみましょう。全ての記事を見ていくのは大変ですので閲覧数が多い記事をピックアップして分析することをオススメします。また初月率と初週率のどちらを使うかに関しては更新頻度にもよります。日々更新している場合は初週率を利用し、月数回の場合は初月率を使うのが良いでしょう。

Google アナリティクスでの計測方法

最後にGoogle アナリティクスを活用してこのデータをどのように取得したかを紹介いします。筆者ブログの場合は記事URLに年月日が入っています。これを使えば比較的簡単に初月を特定することが出来ます。

ただし厳密に初月=30日分のデータで見たい、あるいはURLに年月日など日付など入っていない場合は少し工夫が必要です。Analytics Edge (以前紹介した準備編、活用編をごご覧ください)あるいはGoogle Spreadsheet (以前紹介した準備編、活用編をごご覧ください)などを用いて、記事×日別のPV数を取得します。

その上で、計測が開始された日から30日分のデータを合計します(Excelの関数を利用して行っています)。そしてそれをPV数全体で割れば初月率を出すことが出来ます。

 
後は見たい項目でソートすれば分析が可能となります。ぜひ参考にしていただき、活用してみてください。
小川 卓

小川 卓

ウェブアナリストとして、マイクロソフト・ウェブマネー・リクルート・サイバーエージェント・アマゾンジャパンで勤務後、フリーに。複数社のChief Analytics Officerとして活動する傍ら、個人でもコンサルティング・勉強会・執筆などの活動を行っている。 主な著書に「ウェブ分析論:増補改訂版」「ウェブ分析レポーティング講座」「漫画でわかるウェブ分析」「Webサイト分析・改善の教科書」など。

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