徹底解説!Googleアナリティクスに搭載された「ユーザー単位」で全ての行動が追える「ユーザーエクスプローラー」とは(レポート理解編)

こんにちは、小川卓です。

Googleアナリティクスの一部アカウントに「ユーザーエクスプローラー」というレポートが追加されました(順次、反映アカウントは増えていくかと思われます)。
ユーザー単位でその人の行動履歴を細かく見ることが出来る機能となっています。

早速、レポート内容を確認していきましょう。

ユーザーエクスプローラーの操作方法

ユーザーエクスプローラーを表示しよう

「ユーザー」のメニュー内にある「ユーザー エクスプローラー(ベータ版)」からアクセスが可能となっており、こちらのリンクをクリックすると上記のような画面が出てきます。

※まだ一部のユーザーのみ開放されている機能のようです(2016/4/25時点)

クライアントIDが表示され、その横にいくつかの指標が表示されるという形になります(具体的には、セッション・平均セッション時間・直帰率・収益・トランザクション・コンバージョン率となります。)

クライアントIDはユーザー単位

本レポートではセグメントをかける事が出来るため、特定の流入元からのユーザー、購入経験があるユーザーなどセグメントを使ってクライアントIDを最初に絞り込むという事が可能です。

ここで表示されるクライアントIDとはGoogle アナリティクスがブラウザごとに発行しているIDになり、Cookieの仕組みを利用しています(_gaというCookieに保存されている値と同一です)。Google アナリティクスは、このCookie IDを利用して「ユーザー」を特定しています。

つまり上記に出ているクライアントIDはユーザー単位の値になるということです。もちろんCookieの通常の成約を受けるため、デバイスやブラウザが違えば別ユーザーという扱いになります。

最大10001行まで表示可能

なお、こちらのレポートですが現在は最大10001行までしか表示されません。集計対象期間を変えても、10001件が変わらないという状態になっています。

ソートなどをしながら確認しましたが必ずしもセッション数が多いユーザーを取得してきているという形ではありません。こちらの機能はまだGoogle アナリティクス公式のヘルプが用意されていないため、ヘルプページが登場することでわかる仕様も出てくるかと思います。

期間を短くして、10001件未満の数値で確認をすれば、ちゃんとユーザー数と一致している事を確認することができます。

ユーザーレポート画面

クライアントIDの詳細に入ると、ユーザーレポート画面になります。

ユーザー>ユーザーエクスプローラー>クライアントID

こちらのレポートは一部レポートの見出しで表示されている、サイト全体の平均値、あるいは、対象データ群の平均値などは確認することができません。

実際にクライアントIDをクリックしてみましょう。

まず左側に表示されている赤枠の部分が、

  • クライアントID
  • ユーザーを獲得した日付(初回の訪問日。今回の集計対象期間外でも大丈夫です)
  • 集客チャネル
  • デバイス カテゴリ

が表示され、基本的な情報をチェックできます。

分析の事を考えると、Google アナリティクスでデモグラフィックデータを取得しているように設定していれば、年代や性別とかもあるとより行動をイメージしやすく、分析が捗りそうです。

右側の上に表示されている青枠が3つの基本的な指標です。

  • セッション(この期間での累計セッション数)
  • セッション時間(ユーザーの該当期間でのサイト滞在時間)
  • 収益(eコマースや目標設定で金額を設定していればここでカウントされます)

が確認できます。

そして右下の一番大きなスペースを取っている緑枠が、ユーザーのサイト内での具体的な行動になります。最近の行動が上に表示されますが、並び替えで変えることも可能です。

そして、このレポートで表示される「行動」は4つの要素によって構成されています。それが

  • ページビュー
  • 目標
  • イベント
  • eコマース

になります。フィルタ条件でセグメントすることが出来ます。

逆にこれ以外の行動は取得出来ないため、例えば流入元やカスタムディメンションなどはこのレポートでは確認することができません。

「ページビュー」について

「ページビュー」に関してはページタイトルが表示され、該当箇所をクリックするとページのURLなども確認することができます。

なおページタイトルが設定されていない場合は、(not set)という扱いになります。

「目標」について

「目標」に関しては、達成された目標が何番であるか、また目標の完了数と目標値などもあわせて表示されます。

「イベント」について

「イベント」に関しても、同じようにイベントの詳細が表示されるという形になっています。

「eコマース」について

「eコマース」に関しては、eコマーストラッキングで取得している全てのデータを確認することができるので、全体の合計や商品別の数値なども確認することができます。