小川卓氏がGoogleアナリティクスで分析をする前に、必ずチェックしている4つの設定項目

 

こんにちは、小川卓です。

クライアントからGoogleアナリティクスの権限を付与してもらい、さて分析開始!

いろいろなレポートを確認するか…となる前に最初に必ずチェックする設定が4つあります。この設定によって、分析の進め方や出てくる結論も変わってしまうため、分析前に確認することが非常に大切です。

そこで、筆者が分析を開始する前にGoogle アナリティクスで必ずチェックしている4つのポイントを紹介します。

  • URL構造をしっかり理解する
  • 目標設定を確認する
  • 取得している変数の確認
  • 共有されている場合にチェックしたい項目

それでは見ていきましょう。

1.URL構造をしっかり理解する

Google アナリティクスで分析する際によく行われる分析の中にページ単位の分析が挙げられるのではないでしょうか。と、なるとGoogle アナリティクスでどのようにページが計測されているかを確認しておくことは大切です。

まずは計測範囲、サイトのURL構造と、実際にGoogleアナリティクスでどのように計測されているかを確認しましょう。

サイトのURL構造は、「お客様から入手する」or「自社にページごとのURL対応表」があれば良いのですが、たいていの場合は存在しない。あるいは、あっても更新されていないという事が多いです(経験上2割くらい)。

そこで、実際に自分で主要ページにアクセスしながら、まずは簡単なURL対応表をExcelで作成しましょう。その上で、どうしてもわからない場合は、質問を絞り込んだ上で確認をしましょう。

このリストを作成しておくだけで、ページ分析がかなり楽になります。

あとは、Google アナリティクスでURLがどのように表示されるかを確認します。
見るべきポイントは主に2つです。

1つ目は「除外するURL クエリパラメータ」です。こちらは「アナリティクス設定内」の「ビュー設定」で確認することができます。

ここで設定されているパラメータは、ページを判定するときに無視されます。

例えば、
http://takuogawa.com/result.php?area=001&search=東京
http://takuogawa.com/result.php?area=001&search=千葉

というURLがあり、searchが除外するURLクエリパラメータに設定されていた場合、上の2つは同じページとして認識され、Google アナリティクスのレポートで表示されます。

したがって、searchの値ごとの数値が(別の方法を使って取得していない限りは)見えないという事になります。result.phpを一つのページとして分析できるメリットがありますが(足しあげなどが必要なく、導線分析も行いやすい)、逆にエリアごとの数値を見れないというデメリットもあります。

もう1つ見ておくべきポイントは、「フィルタ」の部分になります。「アナリティクス設定」から「フィルタ」の設定画面を確認しましょう。

特定のURLを計測除外しているケースもありますし、他にもよく見られるのは複数ドメインを1つのプロパティで計測する「クロスドメイントラッキング」を行っている場合の設定です。

クロスドメイントラッキングを行うとデフォルトの設定で、

http://domain1.com/test.html
http://domain2.com/test.html

は同じページ(/test.html)として認識されてしまいます。
そこで、ページを定義する際にドメイン部分も表示条件に含めるという設定を行う必要があります。これはフィルタ機能を使うことで実現可能です。

アプリの計測の場合は、画面上で自らの目で確認することが難しいので、先方に画面対応表の共有をお願いするのを忘れないようにしましょう。

2.目標設定を確認する

目標設定もチェックは必ずしておきましょう。名称だけで判断をするのではなく、必ず中のルールも確認して理解しておく必要があります。

目標でチェックする箇所は主に以下の4つになります。

  • 目標設定のルールを確認する:どういったURL条件や設定条件になっているのか
  • 「値」設定の有無とその値:「ページの価値」の指標を見る時などに影響してきます
  • 目標達成数:「目標到達プロセス」が違うけど、到達ページが一緒の場合、目標の達成数は一緒になります
  • そもそもどれが利用されているのか?:会員登録(旧)・会員登録(新)みたいな名前がついていて、どっちも目標達成数がカウントされている場合、両方とも見る必要があるのか、片方だけでよいのか?などお客さんあるいは設定者への確認が必要になります

正しく理解をしておかないと、誤った判断や改善提案をしてしまうリスクが一気に高まってしまいます。

3.取得している変数の確認

取得している変数は大きく2つに分けることができます。

1.「イベント」と呼ばれる主にアクション発生時(例:クリック・ダウンロード・スクロールなど)に取得している変数。
2.ユーザーの状態や状況を計測するカスタムディメンション・指標(Universal Analyticsを利用していない場合は「カスタム変数」になります。)

これらの設定がされていれば分析に役立つことが非常に多いので、その習得有無と仕様を確認しておく必要があります。

イベント

行動>イベント>サマリー

のレポートをチェックしましょう。取得している場合は、イベントカテゴリ・アクション・ラベルなどのレポートが表示されます。

カスタムディメンション・指標

アナリティクス設定>カスタム定義>カスタム ディメンション

カスタム 指標

を確認します。設定が行われていれば取得されている可能性が高いです(設定だけして取得していない可能性もあるので、実際にはカスタムレポートで該当項目を追加したレポートを作成して確認しましょう)。

カスタム変数

ユーザー>カスタム>カスタム変数

を確認しましょう。取得をしていれば、カスタム変数での計測を行っています(1~5までそれぞれ確認をしておきましょう)。

このような変数が設定されている場合、(正しく計測できていれば)分析においては非常に有効な情報になります。自分でなんとか解読してもよいのですが、難易度が高く不正確になりやすいので、先方に対応表や計測ルールを確認しましょう。

変数取得をするようなしっかりとした実装をしている場合、対応表を持っている可能性が高いです(経験上7割くらい)。

4.共有されている場合にチェックしたい項目

また共有設定されている場合は確認しておきたい内容がいくつかあります。

一つは「メモ機能」の内容です。メモは設定を変えない限り「共有」が公開設定になっているため、権限を付与された場合はそのメモを確認することができます。