(多分)これが最強!Google アナリティクスのセグメントネーミングルールを真剣に考えて運用してみた

 

こんにちは、小川卓です。

Google アナリティクスのセグメント機能は、とても便利です。

筆者も1サイト分析するのに、大体数十個のカスタムセグメントを作成しています。セグメント機能には日々感謝しております。

しかし、そんなセグメントも名称をしっかりつけておかないと大変な事になります。他人はもちろん、自分でもどういう目的で作ったのかわからない。
また「編集」を押さないと中身が理解できない。しかも、よくわからないから結果的に同じセグメントを複数作ってしまう。これでは時間の無駄になってしまいます。

私も昔は、そんなセグメント名称ばかりでした。見ての通り、全く意味がわかりません。

そこで、セグメントの名称ルールをいろいろ試しながら、(多分)これが最強!と思えるようなセグメントネーミングルールを作成することができました。

ぜひ、皆さんも参考に自分達のオリジナル名称ルールを作って欲しいと考えております。では、私が考えた内容をまずは紹介いたしますね。

基本ルール

【サイト名】(デバイス種別)_セグメント条件_条件範囲

上記が基本形です。例えば、

【アナリティクスガイド】(PC)_新規訪問

といった具合です。

このような形にしている大きな目的は、

1)名称を見れば、編集ボタンを押さなくても(おおよそ)中身が理解出来る
2)フィルタ(検索)をしやすくする

という2点になります。

それぞれの項目の設定の仕方を見てみましょう。

サイト名は1つのアカウントで複数サイト(プロパティ)を運営していると、セグメント一覧はそのアカウントに紐付いたセグメントを全てを表示してしまいます。しっかり判別できるように、サイト名(あるいは運用ができていればプロパティ名)を入れましょう。

デバイス種別も大切です。Googleアナリティクスでは2つの別々のセグメントをORやAND条件で表示することができないので、PC×新規訪問とSP×新規訪問を見ようとしたら、それぞれ別のセグメントを作成する必要があります。
そこで、サイト名の後に括弧でデバイス名を入れておきます。筆者はよくPC/SP/TBという略称を使います。

セグメント条件は具体的にどういったセグメントを設定したかを記載する内容です。ここはわかりやすい名称を使うのが良いかと思います。
「新規訪問」「リピート訪問」「男性」「iPhone」などなどですね。除外系の場合はおしりに除外をつけるようにしています。「iPhone除外」「自然検索エンジン除外」といった形になります。

条件範囲は毎回使うわけではなく、オプション的な使い方をしています。使うシーンとしては「条件」や「シーケンス」などを使う場合に当たります。

例えば条件で「ページに/campaignを含むセッション」の場合は、「セッション」、条件で「ページに/campaignを含むユーザー」の場合は「ユーザー」といった形です。

このように条件やシーケンスでは、条件範囲を設定することができるので、違いがわかるように名称に入れるようにしています。

応用ルール

セグメント条件ではいくつかの応用ルールを決めて運用しています。記号を以下のように対応させています。

▼「×(掛ける)あるいはAND」
例:「/camapign×/topics」「/campaign AND /topics」
意味:両方の条件を満たす「AND」の場合

▼「OR」
例:「/campaign OR /topics」
意味:いずれかの条件を満たす

▼「→」
例:「/campaign → /topics」
意味:/campaignを見た直後に/topicsを見た

▼⇒
例:「/campaign ⇒ /topics」
意味:/campaignを見た後に/topicsを見た

▼「(temp)」
例:「/campaign ⇒ /topics (temp)」
意味:テンポラリー(一時的)に作成したもので、後で名前を確定したり、削除したりするセグメント

といった具合です。

例えば、

【アナリティクスガイド】(PC)_自然検索流入×/index.html⇒/detail/_セッション

であれば、「PCかつ検索エンジンから流入し、同セッション内でindex.htmlを見た後に/detailを見たという」というネーミングルールになります。

細かい例外や条件などもあるかと思いますが、大切なのは基本形を作って、まずはそれで運用してみることです。上記のようなネーミングルールがあれば、サイト・デバイス・導線分析だけのセグメントを抽出するという事も簡単になります。

上記が運用されている状態でのセグメントになります。最初の画像と比較すると、どういったセグメントなのかが一目でわかるようになりました。また検索性が上がっているのもわかるかと思います。

最後に

セグメントを作成するときに、ネーミングをなんとなく決めてしまう事はよくあります。集計結果を早く確認したいがため、「詳細ページ見た」とか「一覧から詳細遷移」みたいな感じでいいか!と思って決めてしまうということです。

しかし最終的には、このようなネーミングは運用上の時間ロスになってしまいます。定期的にセグメントを使ったレポートを作成したり、他の人に共有したりする時によくわからなくなってしまい、結局中身を確認して修正するといった手間が発生します。

ネーミングルールを決めておけば、1回の作業が数秒から10秒位に伸びる程度です。IMEに辞書登録をしておいても良いでしょう(「セグメント」で変換すると基本形が出てくるなど)。

ちょっとした工夫で運用がかなり楽になるので、ぜひ皆さんも自分達にとって最適なネーミングルールを考えてみてください。その際に、今回紹介した内容が参考になれば嬉しいです!

 

小川 卓

小川 卓

ウェブアナリストとして、マイクロソフト・ウェブマネー・リクルート・サイバーエージェント・アマゾンジャパンで勤務後、フリーに。複数社のChief Analytics Officerとして活動する傍ら、個人でもコンサルティング・勉強会・執筆などの活動を行っている。 主な著書に「ウェブ分析論:増補改訂版」「ウェブ分析レポーティング講座」「漫画でわかるウェブ分析」「Webサイト分析・改善の教科書」など。

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